ゆっくりと、じっくりと。

一つ一つの工程を楽しみながら建てる家

新しい造成地の中で、一際どっしりと構えた外観。
半年の工期を存分に楽しんだ、仲良し家族の住まいです。
奥様と、まるで姉妹のようなお子様方とで、大工さんに混じって、壁塗りに挑戦しました。

これも、家づくりの思い出の1ページとばかりに長靴・軍手でがんばりました。

荒壁は、左官やさんが、美しく伸ばし塗るよりも、大工さんらが大胆にたっぷりと

塗り付けるほうが下塗りとしての機能性が高いようです・・・まして素人なら尚のこと。

こうやって一度に厚塗りできるのも、独自の木小舞ならではなのです。

居間でストーブにあたりながらくつろいでいると、仕上げの下になった土壁が

目に浮かび、ほっこりとしてくるようです。
新しい造成地のお宅で、周りは新しくて、おのおのに個性的な住宅が勢ぞろい。

6月に地鎮祭で始まってから、見る見るうちにご近所の景色が変わって行きました。

後から着工した建物が、早々に出来上がって行くのを横目で見ながら、

マイペースで土壁を塗り乾かし、無垢材と大工さんの造作で丁寧に進んで行きました。

構造にこだわりのあるご主人。一階も二階もほとんどの木造の骨格となる柱や梁が、

そのまま見える仕上げが、しっかりとした骨組みで安心させてくれます。
子供室:サクラのフローリング
居間天井:床梁は建物の東西を渡る
アプローチ:
春になるのが楽しみな
植栽